車輪旋盤~弘南鉄道博士の鉄道講座 Volume1

「本日の社窓から」に続く弘南鉄道ホームページ不定期コンテンツ「弘南鉄道博士の鉄道講座」誕生! 第1回は「車輪旋盤」です。
 
 
【車輪旋盤】

「車輪旋盤」とは、電車の車輪の踏面を削る作業です。
 
過酷な津軽の冬を乗り越えた車両。車輪も空転や滑走が原因でフラット(片寄った減り方)が出来てしまいます。
そのままでは振動も大きく、お客様の乗り心地も悪くなってしまいます。
 
お客様の乗り心地をよくすべく、全体の凸凹をフラットに!
この動画は、車輪踏面(レールにあたる面)を均等にしている作業であ~る。
 
削られた鉄はバネの様にくるくると巻き上がります。
でも、簡単に触ってはいけません。
とても高温で、削り面が鋭利なので靴であがっただけでも切れてしまいます。
 
毎年恒例の作業ですが、中小の鉄道会社が自社で車輪のハメ変えや旋盤作業までするのは珍しいのです。
 
弘南鉄道にそういう設備があることが自慢ですが、最新のものではないので職員の技術も問われる作業です。
 
大手の鉄道会社の方々からすると、こういう設備自体がレアなものと感じるかも知れませんね。

 
 
















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