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車両紹介

弘南鉄道
弘南鉄道デハ7000形 | 弘南鉄道ED333 | 弘南鉄道ED221 | 弘南鉄道キ104 | 弘南鉄道キ105 | 弘南鉄道ホキ1245 | 弘南鉄道ホキ1246
弘南鉄道3600系 | 弘南鉄道モハ1524形 | 弘南鉄道デハ6000形
 


 
弘南鉄道 デハ7000系
弘南鉄道
東急7000系を譲受したものである。1988年(昭和63年)に入線した。
東急7000系としては初の転出例であった。
東急7000系は1962年(昭和37年)から1966年(昭和41年)にかけてバッド社との提携により東急車輌で製造されたオールステンレスカーで、電気品のメーカーには東洋電機製造と日立製作所の2社があり、それぞれ設計が異なっている。
弘南線の東洋車に対して、大鰐線には日立車が配置され、機器的統一が図られている。
車体長は18mで、片側3扉、無塗装であるが前面に赤帯が、側面運転台後には当社のロゴマークが貼られている。
各線区とも主力車両として2連で運転されるが、弘南線においては朝のラッシュ時には4連も運転される。

高さ 3.79m/4m
2.8m
長さ 18m
空車重量 28t/28.2t
定員(座席定員) 140人(52人)
軌道サイズ 1.067m
ドア数 6枚(両側)
区間最高速度 弘南線65km/h 大鰐線60km/h
台車形式 P3-701
駆動方式 平行カルダン軸駆動方式
ブレーキ装置 ディスクブレーキ方式
路線名 弘南線、大鰐線
運行区間 弘前~黒石間、大鰐~中央弘前間
運行開始日 弘南線(1989年(平成元年))、大鰐線(1988年(昭和63年))
製造年 1963年(昭和38年)~1964年(昭和39年)
製造メーカー 東急車輌製造株式会社
前所有社 東京急行電鉄株式会社

弘南鉄道


 
弘南鉄道 ED333
弘南鉄道
1923年(大正12年)11月ウェスチングハウス製の33t機で、軸配置はB-B。
前身は武蔵野鉄道デキカ10形デキカ13で、1945年(昭和20年)9月に武蔵野鉄道が西武鉄道を吸収合併して西武農業鉄道11形13となった。(翌年11月、西武鉄道へ社名変更)
なお、製造当初は直流1200Vであったが、1950年(昭和25年)7月に直流1500Vに昇圧されている。
1961年(昭和36年)8月に廃車後、弘南鉄道へ譲渡され同年10月よりED333となった。
入線後は弘南線の貨物列車牽引の主力機として使用されたが、1984年(昭和59年)の貨物輸送廃止以降は、構内入換および除雪列車運転が主要任務となっている。

高さ 4.07m
2.72m
長さ 8.88m
空車重量 33.0t
軌道サイズ 1.067m
速度 30km/h
引張力 3,330kg
路線名 弘南線
運行区間 弘前~黒石間
運行開始日 弘南線 1961年(昭和36年)10月
製造年 1923年(大正12年)
製造メーカー ボールドウィン・ウェスチングハウス
前所有社 西武鉄道 13号

弘南鉄道


 
弘南鉄道 ED221
弘南鉄道
1926年(大正15年)6月ボールドウィン・ウェスチングハウス製の凸型機である。
前身は信濃鉄道1形1で、3両輸入されたうちの1両である。
信濃鉄道が1937年(昭和12年)6月に国に買収されると鉄道省に編入され、まもなく形式制定されED22形ED221となった。
大糸泉、飯田線で活躍の後、1948年(昭和23年)1月に廃車、西武鉄道に払下げられ1形1となったがまもなくED1形ED1に改番された。
使用期間はわずかで1948年(昭和23年)10月、近江鉄道に貸出された。
西武での廃車は1949年(昭和24年)8月で、1950年(昭和25年)2月に記号番号は変更なしで正式に近江鉄道に譲渡された。
1955年(昭和30年)にED22形ED221と改番され、この時現在のナンバープレートも新製された。
1960年(昭和35年)6月に廃車となり書類上再び西武鉄道を経た後、同年9月に一畑電気鉄道に譲渡され、貨物列車廃止まで使用された後、1973年(昭和48年)11月、弘南鉄道に譲渡され、当初より大鰐線に配属されている。
普段は津軽大沢に留置され、車輌の入換え時に使用されているが、冬季は大鰐に常駐し、ラッセル(キ105)と組成し除雪列車として活躍している。未だ現役である。

高さ 4.025m
2.505m
長さ 9.15m
空車重量 28.6t
軌道サイズ 1.067m
路線名 大鰐線
運行区間 大鰐~中央弘前間
運行開始日 大鰐線 1974年(昭和49年)11月
製造年 1926年(大正15年)
製造メーカー ボールドウィン・ウェスチングハウス
前所有社 一畑電気鉄道 ED221

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弘南鉄道 キ104
弘南鉄道
除雪用のラッセル車。
前歴は、1929年(昭和4年)苗穂工場製の鉄道省キ104である。
1968年(昭和43年)に弘南鉄道に入線した。
約7タイプに分類されるキ100形のうち、前期型と称されるグループに属し、台車はTR-20を使用している。
また、前頭部は製造当初「延鋤型」とよばれる形状であったが、国鉄時代に「直線型」と呼ばれる現在の形状に改造された。
黒石駅に常駐し、冬季はED333に推進され除雪列車となる。
※なお、ラッセル運転ダイヤは安全の都合上、非公開とさせていただいております。あらかじめご了承ください。

高さ 4.075m
2.62m
長さ 11.39m
空車重量 29.0t
軌道サイズ 1.067m
路線名 弘南線
運行区間 弘前~黒石間
運行開始日 弘南線 1968年(昭和43年)
製造年 1929年(昭和4年)
製造メーカー 苗穂工場
前所有社 国鉄キ104

 

 
弘南鉄道


弘南鉄道 キ105
弘南鉄道
弘南線のキ104の続番であるが、前歴は1937年(昭和12年)苗穂工場製の鉄道省キ100形キ157であり、キ100形の中期型と呼ばれるグループに属する。
前頭部の形状は当初「流線型」と呼ばれる鋭い形状であったが国鉄時代に「直線型」と呼ばれる現在の形状に改造された。
キ104の前面窓が3枚あるのに対し、こちらは2枚となっているなど、細部の形態が異なる。
夏期は、津軽大沢駅構内車輌区に留置されている。
冬季は、ED221に連結され大鰐に常駐し、除雪列車に使用される。
※なお、ラッセル運転ダイヤは安全の都合上、非公開とさせていただいております。あらかじめご了承ください。

高さ 4.075m
2.26m
長さ 11.39m
空車重量 29.0t
軌道サイズ 1.067m
路線名 大鰐線
運行区間 大鰐~中央弘前間
運行開始日 大鰐線 1975年(昭和50年)2月
製造年 1923年(昭和12年)
製造メーカー 苗穂工場
前所有社 国鉄キ157

弘南鉄道


 
弘南鉄道 ホキ1245
弘南鉄道
バラスト散布用に使用されるホッパー車。
1964年(昭和39年)に国鉄ホキ800形ホキ1245として郡山工場で製造され、1988年(昭和63年)に弘南鉄道に譲渡された。

高さ 2.9m
2.742m
長さ 12.8m
空車重量 18.1t
軌道サイズ 1.067m
路線名 弘南線
運行区間 弘前~黒石間
運行開始日 弘南線 1988年(昭和63年)2月
製造年 1964年(昭和39年)
製造メーカー 国鉄
前所有社 国鉄ホキ1245

弘南鉄道


 
弘南鉄道 ホキ1246
弘南鉄道

高さ 2.9m
2.742m
長さ 12.8m
空車重量 18.1t
軌道サイズ 1.067m
路線名 大鰐線
運行区間 大鰐~中央弘前間
運行開始日 大鰐線 1988年(昭和63年)
製造年 1958年(昭和33年)
製造メーカー 国鉄
前所有社 国鉄ホキ1246

 
 
弘南鉄道


 
弘南鉄道3600系
弘南鉄道
東急3600系(デハ3600形、クハ3670形、クハ3770形)を1979(昭和54)年から1981(昭和56)年にかけて譲受した車両である。
東急3600系は終戦直後の車両不足の中で東急が国鉄の戦災車・事故車の割当てをうけ復旧した半鋼製車両であり、種車の関係から当初は仕様・形態もさまざまであった。
大別すると種車の鋼体を利用したグループと台枠のみ利用して車体を製造したグループとに分類されたが、前者についても後に全鋼製の新造車体に更新された。
弘南鉄道には両方のグループ合わせて37両中20両が譲渡されたが、現存する車両はすべて全鋼製車体に更新されたグループに属する。
東急デハ3600形は弘南鉄道においては記号が変更され、モハ3600形となった。
かつては弘南線の主力車両としてラッシュ時における6両編成の運用や、夏期に運行される「ビール列車」などのイベント列車にも使用されていたが、7000系、1521系の増備により走行の機会が減少、廃車が進んだ。
※1995(平成7)年、1996(平成8)年の10月14日には「鉄道の日」記念列車としてED301+ED333の重連に牽引されて走行した。
現在は、全て廃車となっている。
 
<モハ3600形>(モハ3601 1両)
 弘前方の制御電動車で、元東急デハ3600形のデハ3601を1980(昭和55)年に譲受した車両である。同年7月に弘南鉄道モハ3601として竣工した。
<クハ3700形>(クハ3773 1両)
 黒石方の制御車で、元東急クハ3770形クハ3773である。1980(昭和55)年に譲受した車両である。同年9月に弘南鉄道クハ3773として竣工した。

(参考) 製造 前所有者番号 弘南鉄道譲受 廃車年月日
モハ3601 川崎車両 昭和6年 東急デハ3601 1980年(昭和55年) 1999年(平成11年)6月19日
クハ3773 日本車両 昭和3年 東急クハ3773 1980年(昭和55年) 1999年(平成11年)6月19日
高さ 約3.79m
2.88m
長さ 17m
空車重量 28.7t
定員(座席定員) 130人(52人)
軌道サイズ 1.067m
台車形式 TR14
路線名 弘南線、大鰐線
運行区間 弘前~黒石間、大鰐~中央弘前間
運行開始日 1981年(昭和56年)9月22日
製造年 1926年(昭和1年)
製造メーカー 日本車輌
前所有社 東急クハ3600

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弘南鉄道モハ1524系
弘南鉄道
【モハ1524形】
南海の1521系を1995年(平成7年)に譲受したものである。
モハ1521形とクハ3901形合わせて8両を譲受し、弘南線に6両(1522、1523、1525、1530、3902、3904)大鰐線に2両(1524、1527)が入線した。弘南鉄道としては初の20m・片側4扉車であり、弘南・大鰐両線において朝のラッシュ時の輸送力列車に2両編成で使用された。
現在は、全て廃車となっている。
 

(参考) 製造 前所有者番号 弘南鉄道譲受 廃車年月日
モハ1524形 1959年(昭和34年)7月 南海モハ1521 1995年(平成7年)7月 2008年(平成20年)8月27日
高さ 約4.1m
2.74m
長さ 20.725m
空車重量 43トン
定員(座席定員) 150人(50人)
軌道サイズ 1.067m
台車形式 KS-60
路線名 大鰐線
運行区間 大鰐~中央弘前間
運行開始日 大鰐線(昭和63年)
製造年 1959年(昭和34年)
製造メーカー 日立製作所
前所有社 南海電鉄

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弘南鉄道 デハ6000形
弘南鉄道
東急6000系を譲受したもので、1988年(昭和63年)、1989年(平成元年)に2両ずつ入線した。
東急6000系は1960年(昭和35年)3月に登場したステンレス車体を持つ新性能電車で、全電動車方式、両開き客用扉、1台車1モーターの2軸駆動方式など多くの新機軸が採用されたものの試作的要素が強く20両の製造にとどまった。
現在は、最後の1編成(D6008+D6007)が大鰐線の津軽大沢駅構内に留置されている。

高さ 約3.715m
2.744m
長さ 18m
空車重量 29トン
定員(座席定員) 130人(52人)
軌道サイズ 1.067m
ドア数 6枚(両側)
台車形式 TS-315
路線名 大鰐線
運行区間 大鰐~中央弘前間
運行開始日 大鰐線(1988年(昭和63年))
製造年 1963年(昭和38年)~1964年(昭和39年)
製造メーカー 東急車輌製造株式会社
前所有社 東京急行電鉄株式会社

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